地域の先進的な施設や取り組みを学び、今後の地域づくりや業界活動に生かすことを目的として、令和7年11月6日~7日、当協会の役員および青年部役員において都城市への視察研修を実施し、あわせて都城地区建設業協会との交流会を行いました。
■視察先① 霧島酒造スポーツランド都城(山之口運動公園)
「霧島酒造スポーツランド都城」は、宮崎県や都城市が整備し、霧島酒造株式会社とネーミングライツ契約を締結している総合運動公園です。陸上競技場をはじめ、補助競技場や投てき練習場、多目的広場等も整備されており、市民の健康づくりやスポーツ振興の拠点となっています。現地では、施設整備の経緯や維持管理の取り組みについて説明を受け、官民連携による施設運営の実例を学びました。
![]() | ![]() |
■視察先② 都城市立図書館
都城市立図書館は、「人と本、人と人とがつながる交流拠点」として平成29年に開館した施設で、建築デザインや空間構成が高く評価されています。木材をふんだんに活用した温かみのある内装と、カフェや子どもエリアを併設した開放的な空間は、多くの市民に親しまれています。見学では、木材利用の工夫や利用促進の仕組みなど、公共施設における快適な空間づくりの事例を学びました。
![]() | ![]() |
■視察先③道の駅NIQLL
NiQLLは、都城市の新たなランドマークとして令和5年に開業した道の駅で、地域の特産品販売や観光情報の発信、飲食スペースなどを備えた複合型施設です。また、防災拠点としての機能も併せ持っており、災害発生時には避難所や物資集積の拠点として活用されるほか、非常用電源や貯水槽、防災倉庫などの設備も整っています。平常時は観光や地域交流の場として親しまれながら、有事の際には市民の安全を支える重要な役割を果たす施設です。視察では、施設整備の経緯や防災設備の概要、地域との連携体制などについて説明を受け、地域振興と防災機能を両立した道の駅のあり方について理解を深めました。
![]() | ![]() |
■視察先④ 木材利用技術センター
都城市木材利用技術センターでは、地域産材の有効活用や新技術の研究開発に関する説明を受けました。木材の強度試験設備や加工技術などを見学し、地元林業・建設業の連携による循環型社会づくりの重要性を再確認しました。
![]() | ![]() |
■視察先⑤ 都城市役所
最後に都城市庁を訪れ、池田宣永市長を表敬訪問いたしました。池田市長からは都城市の現状についてご説明いただき、地域の安心・安全の確保や防災・災害対応における建設業の重要性についてお話しいただきました。また、建設業の現状や今後の展望についても意見交換を行いました。
![]() | ![]() |
今回の視察研修を通じて、地域の特色を生かした施設運営や木材活用の取り組みなど、多くの学びを得ることができました。今後もこの経験を生かし、地域の発展と建設業界の活性化に努めてまいります。
最後に…
池田宣永都城市長様、都城市役所様、各施施設のご担当者様、都城地区建設業協会様、この度はご協力いただきありがとうございました。











